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【本人談】 |
西山智之 (十勝ブロック) |
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<<はじめに>>
<<症例>> 54歳、女性、主訴、左第2指の運動障害、 既往歴、特になし。スーパーマーケットで買い物をしていて、袋に入った荷物(3kgほど)を左前腕中間位、左第2指に引っ掛けた状態で持ち上げようとした際に突然、痛みとともに左第2指MP関節がロックして完全伸展が不能となった。翌日に当院に来院する。 <<初検時所見>> MP関節は屈曲40度でロック(自動、他動運動ともに)されるが、その位置からの屈曲運動に際してのROMは正常、MP関節の橈掌側に圧痛有り、腫脹(−)。 <<整復操作>> ![]()
整復完了後、他動及び自動運動による伸展が可能となりロッキングが消失した。その後、アイシング、湿布、熱可塑性素材(プライトン)によりMP関節伸展位で7日間固定。固定除去後1週間後療して経過良好にて治癒とした。 <<考 察>> 指MP関節ロッキングは、1949年Langenski 示指MP関節ロッキングは、屈曲時に緩んだ副靭帯(側副靭帯扇状部)が伸展時に示指中手骨頭橈掌側の突出したvolar lipや骨棘に引っ掛かり発生する。軽微な外傷や力を入れて物を引っ張る動作で発生することが多いとされ、MP関節は20〜45度の軽度屈曲位で固定され他動的伸展不能になるがMP関節の屈曲は正常である。この時PIP関節の伸展制限はないことからバネ指との鑑別は容易である。 ロッキングフィンガーの分類の最初の報告は1974年のHarveyによる3分類がポピュラーである。
![]() (その他のタイプ)、関節内遊離体又は、先天性や外傷性の骨頭変形によるロッキング 今回経験した症例は患側、健側ともにDIP部にヘバーデン結節様の変形を有し、MP関節の超音波画像観察(長軸像)においても中手骨頭橈側部の変形様の状態が描出されたため、Degenerative
typeに属するもので有ったことが推測される。本症例のロッキング発生機序については、買い物袋を示指に引っ掛けて持ち上げる動作によりMP関節の屈曲、尺屈、回内が強制されて中手骨頭のvolar
lip、変性部分が橈掌側に偏位してそれらを包み込んでいる副靭帯によりロッキングを来したと思われる。整復については、愛護的に行う事が肝要で有り、暴力的に伸展動作を行うと骨折や関節包断裂を来しやすいため注意が必要である。引っ掛かった副靭帯が最も緩む肢位からMP関節を他動的に伸展させることにより整復されるので示指の場合、MP関節の(圧迫、滑りを考慮した)屈曲、橈屈、回外させる一連の操作により整復させる。又、文献による整復操作と治療成績の報告では徒手整復の成功率は極めて低いとされているものから、ほとんどの症例で整復可能であったと報告されるものまで様々であり、その中には徒手整復に際し副靭帯を断裂、切離させることによりロッキングを解除させる方法も報告され、難治性のものでは手術療法が適用されるものも少なくはないとされている。整復操作についても本症例では一連の操作で圧迫(長軸圧)を加えたが、その他に牽引を加える整復法も報告されており整復法自体も一致していない。 ![]() 鑑別として、MP関節脱臼、伸筋腱脱臼、バネ指等が挙げられるがロッキングフィンガーの場合はその受傷原因とMP関節が伸展は不能であるが屈曲時には疼痛はなく、ROMが正常であるということを念頭におけば鑑別判断は容易であると思われる。 <<まとめ>> 1 今回初めて臨床で経験したロッキングフィンガーに対し徒手整復により良好な結果を得た。 2 本症例の整復操作法は圧迫(長軸圧)を加えて副靭帯を緩める操作とした。 3 本症例はHarveyの分類中、Degenerative
type(変性タイプ)に属するもので有ったと推測される。
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【本人談】 |
太田英夫 (岩見沢ブロック) |
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<<はじめに>> ![]() 当院において平成13年より5年間に亘っての来院患者2679人の中、69才以下の患者数は2315人と全体の86%、70才以上の患者数は14%の364人を血液型により負傷部位と来院日数に統計、分類し、まとめてみました。 スクリーン画面の通り、日本人の血液型の割合はA型40%、B型20%、O型30%、AB型10%であり、来院患者の血液型の割合はA型34%、B型23%、O型32%、AB型11%となっておりほぼ類似しております。
70才以上の患者に関しては、来院日数20日以下がB型の40%からAB型の72%であり特にAB型の来院日数が少ないことが判ります。これはAB型の患者の治癒力が旺盛なのか、又反面、継続性に欠けるためなのかは、このグラフだけでは、判断しかねますが「血液型でわかる性格と相性」(鈴木芳正著 産心社出版)の分析によりますとAB型の血液型の人は“合理的で割り切りがはやい”という面の表れなのでしょうか。又、31日以上の通院日数についてはO型の28%が他の血液型の患者より特に多いようです。これも前出の分析によりますと、O型の血液型の人は“負けず嫌いで目標に向かって行く性分”といわれており、来院日数にも表れているのでしょうか。
69才以下の患者については通院日数20日以下がA型の74%、B型の79%と多く、70才以上の高齢者層よりも、はるかに治癒能力が高いようです。 負傷部位としては、体幹がB型56%、AB型62%、上肢がAB型19%からB型26%と70才以上の患者と比較すれば上肢の負傷が下肢を上回っております。 <<まとめ>>
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