生 年 月 日
開業年月日
開 業 場 所
卒業年月日
出 身 校 

昭和30年9月28日
昭和58年5月
美幌町西1条南2丁目14
昭和51年3月
東北柔道専門学校

【本人談】 


吉川 純一
(北見ブロック)

<<はじめに>>

 この会場にもスポーツを子供達に指導しておられる先生方が沢山おられると思います。柔道整復師として医療に携わり、各少年団の指導者として、練習中常に子供達の怪我には、注意を払っている事と思いますが、それでも怪我を防ぎきれないという場合もあります。

 この度学術論文発表という機会を得ましたので、私が今指導しています美幌柔道少年団における、骨折・脱臼の外傷について発表したいと思います。

<<目 的>>

 私は、昭和55年に開業地であります美幌町に来て先輩の先生のもと柔道少年団の指導を御手伝いさせていただき現在にいたります。その間団員の勧誘時に「柔道は怪我をするからダメ」と親から言われたと、子供が時々返答する事があり、それに疑問を持ち平成4年より平成17年まで、統計を取ってみる事にしました。

<<方 法>>

統計期間

平成4年-平成17年迄(延べ14年間)

対  象

柔道少年団の団員幼児小学生中学生高校生(道場に練習に来ていた生徒も含む)

調査外傷

骨折及び脱臼

総 人 数

延べ300名弱

期間中(H4年-H17年)に骨折・脱臼した者計11名を対象に年度別年齢場所負傷名柔道経験年数と分類し統計を取りました。

<<症 例>>

H4年高校1年生(15歳)女子学校で練習中畳の隙間に第5足指を引っ掛け負傷右第5足指骨折柔道経験年数7年

H10年小学4年生(10歳)女子大会中立ち上がろうとした際に相手に寝技に持ち込まれ、その際前腕部に乗られ負傷す。柔道経験年数2年

H16年中学1年生(13歳)男子寝技の練習中右肩鎖関節亜脱臼柔道経験年数5年

<<年度別>>

H 4年………1件

H 5年………3件

 

H 6年………1件

H10年………2件

H12年………2件

H13年………1件

H16年一……1件

  ※H7,8,9,11,14,15,17年は負傷なし

<<年齢別>>

・幼児(1歳-6歳)

………1件

 

・小学生(7歳-11歳)

………5件

・中学生(12歳-15歳)

………3件

・高校生(16歳-18歳)

………2件

<<負傷場所・負傷名>>

(1)

・練習中
・大会中
・学 校

………5件
………4件
………2件

(2)

・鎖骨骨折
・榛骨下端骨折
・上腕骨不全骨折
・腓骨下端骨折
・足指骨折一
・肩鎖関節亜脱臼

………6件
………1件
………1件
………1件
………1件
………1件

<<柔道経験年数>>

・1年未満……5件

・2年未満……2件

 

・5年未満……3件

・7年未満……1件

<<考 察>>

・年度別ではH5年の3件が1番多く
・年齢別では、小学校の5件これは少年団という構成上、小学校の団員が多い事によります。









 

生 年 月 日
開業年月日
開 業 場 所
卒業年月日
出 身 校 

昭和29年10月13日
昭和59年1月
沙流郡日高町富川南1丁目10-3
昭和58年3月
北海道柔道整復専門学校

【本人談】 


久保田ふみ子
(日胆ブロック)

<<はじめに>>

 日本の成人男子の喫煙率は1966年には83.7%あったが、それをピークに2005年までには45.8%台にまで減少してきた。近年、タバコの害が広く知られる様になり“禁煙”の動きはますます広がってきている。私の施術所では特に待合室を禁煙や分煙にしていないが、喫煙者が多い時は窓を開けて外に顔を出している患者様や咳き込む子供さんなどを見受ける場合があった。そこで、道内の整骨院の禁煙状況はどの様になっているのか疑問に思い、また、その実態を良く知りたいと思い、北整会員の皆様にアンケートのご協力をお願いした。その結果を報告したいと思う。

<<方 法>>

アンケートの内容は次の通りである。

1.ブロック名 2.年齢 3.会員自身の喫煙状況 4.待合室での状況 5.全面禁煙していない会員の将来的禁煙予定 6.医療従事者としての立場上の意見 7.その他禁煙に対する自由意見

<<結  果>>

 会員数760人中461人の回答があり、61%の回収率だった。会員の喫煙状況は、喫煙するが47%、しないが53%だった。待合室に於ける禁煙の状況は、全面禁煙59%、完全分煙3%、自由38%となっていた。

 

 全面禁煙にしていない会員の将来的禁煙予定は、ある24%、ない28%、わからないが41%となった。医療従事者として喫煙するべきで無いについては、はい59%、いいえ22%、わからない17%となった。その他自由意見としては、93人の回答があり、禁煙を積極的に推進すべきが40人、禁煙は本人の意思に委ねる等の意見が25人だった。その他にも28人からの意見があり、待合室を禁煙にすべきか悩んでいる。分煙したいがスペースが無いなどであった。

<<考 察>>

 2004年日本医師会員喫煙意識調査によると、男性医師の喫煙率が21.5%であり、北整会員の喫煙率が47%と少し高い結果がでた。待合室の禁煙状況だが、禁煙または分煙と何らかの対策を講じているのが62%だった。しかし、38%が喫煙自由ということで、副流煙による受動喫煙による影響をもっと考慮したほうが良いと思った。待合室は、子供、妊婦、心臓・呼吸器疾患者なども同じ空間を共有する所である。たばこ煙には4000種以上の科学物質が含まれ、発癌性がわかっている物だけでも43種類ある。主流煙と副流煙を比較すると、副流煙のほうが主流煙に対して発癌物質が多く、最高で129倍という物質もある。一般に良く知られているタールは3.4倍、心臓・血管系へ影響を及ぼすニコチンは2.8倍となる。酸素運搬機能を阻害し、心筋梗塞や狭心症発作を誘発しやすく、脳の働きを低下させる一酸化炭素は4.7倍となっている。

 待合室での空気汚染を避けるため、全面禁煙が必要だと思う。医療従事者として禁煙すべきと考えているが69%だった。会員の喫煙率は47%だが、喫煙者もタバコは吸わない方が良いと考えている意見が多かった。しかし、今後禁煙にする予定の有無については、69%が“いいえ”か“判らない”と、あまり積極的な姿勢がみられなかった。厚生労働省は、本年4月より、公的医療保険により禁煙治療にのりだし喫煙を減らすことで、15年後の医療費は約1856億円抑制できると推定している。

<<まとめ>>

 今回の結果では、禁煙したいが、なかなかできないという意見が多数あり、人体に対する影響やメディアによる禁煙の動向についてある程度理解しているが行動に移せないと判断できる。愛煙家からの反論も有るだろうが、インターネットや書籍などで調査した結果、圧倒的に禁煙を推進する意見が多かった。WHOや世界各国はもちろん、国内では厚生労働省をはじめ、日本医師会など医療従事者たちがホームページをつかって禁煙活動を行っている。北海道においては、日本で最初の非喫煙者組織である非喫煙者を守る会がある。以上の結果をふまえて本年の4月1より私の施術所の待合室を全面禁煙とした。北整会館と付属柔整学校においても禁煙になったと聞いている。我々柔道整復師もそろそろ医療従事者として行動に出る時期が来たのではないかと思う。

<<参考文献>>

宮崎恭一著:たばこで他殺、たばこで自殺、女子栄養大学出版部、2000年
橋内章著:酒・タバコって本当に悪いの? 真興交易医書出版部、2005年

<<参考ネットデータ>>

厚生労働省、健康ネットなど

 久保田プレゼン