小樽ブロックでは、会員の親睦交流・学術の向上を目的とした、一泊研修会を毎年秋に、観楓会を兼ねて行っています。
今年は、10月23日(土)朝里川温泉「あさりクラッセ・ホテル」に会員28名が参加しました。恒例の学術勉強会は、小樽ブロック会員の大佐賀質郎先生を講師に向かえ、テーピングの実技指導をお願いした。
講師の大佐賀先生は開業後より、スポーツ医学、運動学を勉強され、中でもテーピングは病院勤務者、スポーツトレナ−に指導をしているスペシャリストであります。
講義内容については、立位、歩行時のアライメントの問題に触れ、最近の若い人に、内旋位(内股)での立位、歩行が多く見られる。下肢の内旋位による運動は膝に対して外側からの力に弱く、膝関節の内側損傷が多く発生している。内旋歩行の改善策としては、筋力の強化、ストレッチなど正しいトレーニングの指導が必要である。実際に参加者がトレーニングに挑戦して、如何に普段、筋肉、関節(ROM)が正常な活動をしていないか改めて認識した。
テーピングについては、高価で使いやすい伸縮性のテープを最近好んで使われる傾向がある、しかしスポーツによる外傷発生予防、再発予防など、アスレチックテーピングの目的としては、十分な固定にならない。ホワイトテープにより運動能力を低下させることなく関節を安定させる正しい固定をマスターするように指導があり実技に入る。
参加者27名が4〜6人のグループに別れ、下肢を中心に足関節、膝関節、筋腱の損傷(アキレス腱・殿筋下部より大腿上部の堺)、野球肘などテープをお互いに貼り実技指導を受けた。足関節はショパール関節固定の重要性とリスフラン関節の力を分散するための中足部はフリーにする。また足底板(アーチ部)を付けての固定など。
膝関節は側副靭帯、前十字靭帯損傷の固定で関節裂隙の確認、側副靭帯上をテープが走行するように注意をする、前十字靭帯損傷で装具を装着している場合の固定法、損傷の程度によっては、膝関節伸展(過度)防止用のテーピングを行う。殿筋下部、大腿上部堺の損傷では、殿筋上部より螺旋状に大腿下部までの固定が効果的である。
アキレス腱は踵骨両外側後方より下腿上部両側まで一部ノリを落として両端を2つに切ってX字型として貼る。野球肘は上腕部より前腕下端までの伸縮テープを重ねて貼るが、年少者は投球時に運動制限があり適応が難しいなどテーピングの適応についても指導がありテーピングの勉強会を終了す。
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