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北海道柔道整復師会は、1999年から北海道柔道連盟と国際柔道スポーツを通した交流を続けています。ロシア・サハリン州との交流の中で、柔道用畳をプレゼントした経緯について、これまでお知らせしてきたものを記録として掲載します。
 


     サハリンでは北海道から贈った畳で練習
 北海道柔道連盟とサハリン州柔道サンボクラブ協会で毎年親善交流を行っています。今年(2001年)は9月に北海道の指導者がサハリンを訪れ、子供や現地のスタッフに指導を行いました。ユジノサハリンスクにある体育館「運動」には、昨年北海道から贈った畳が練習場に敷かれていました。一昨年まで、サンボレスリング用のマットの上で練習していた時とは打って変わって、思う存分投げ込みや受けができると子供たちは喜んでいました。この畳を使って、早速サハリン州の少年柔道大会を行ったとのことです。
 カルダッシュ協会会長は、「大事に使わせてもらっています」と指導者使節団にお礼を述べていました。


サンボ協会の柔道練習場で北海道からの指導者が形を披露  


昔の記事から

   ◆サハリンに畳を贈ったよ!

 去年(2000年)8月、北海道から指導者4人、中学生10人の柔道少年団がサハリン州の子供たちを訪ねました。ユジノサハリンスクを中心として、約1週間、柔道やピクニックをして楽しく交流しました。柔道はサハリンでもたいへん盛んで、おおぜいのロシアの友達が柔道を習っています。
 地元では、サンボ
(※)の練習場を借りて柔道を練習しています。でも畳がありません。畳をしいて練習したいのですが、ロシアは今とても経済的に苦しく、用具を十分にそろえるお金がなくて困っています。
 こうした事情を知った交流使節団は、帰国をしてからサハリンの実情を新聞に訴えました。そうすると、講道館から畳の寄付や、稚内の高校から練習用の柔道着の申しこみがありました。北海道の堀知事も、畳の輸送に協力を約束してくれました。

 (※)サンボロシアの民族格闘技、柔道とレスリングを合わせたようなスポーツ。
         試合は10m四方のマット上の8m四方の区画内で行われ,投げ技(わ
         ざ),固め技などで勝負を争い,締め技は禁止。上着(柔道着類似の
         もの),パンツ,靴を着用する。試合時間は普通10分。

畳がないことを訴えた記事は、去年(2000年)9月3日朝日新聞(北海道版)で紹介され、多くの反響がありました。

 


 そうして平成12年4月25日、とうとう畳を贈ることができました。講道館に何度も問い合わせをして72枚の畳を譲り受けることができ、無事サハリン行きのフェリーに積み込みました。詳しい経過は、あとでお知らせしますが、4月26日北海道新聞朝刊【札幌近郊版】と朝日新聞地方欄にその一部が取り上げられましたので、記事(全文)と掲載写真を紹介します。


海渡る畳と友情          :北海道新聞(2001.4.26)

  道柔道整復師会サハリンに72枚寄贈

【小樽】北海道柔道整復師会(沢田守会長)が、東京の講道館(嘉納行光館長)から譲り受けた畳七十二枚をロシアのサハリン州サンボ・柔道クラブ協会に贈ることになり二十五日、小樽港に停泊中の日ロ定期フェリー「サハリン7」に積み込んだ。沢田会長は「畳で力いっぱい練習し、実力をつけてもらえれば」と期待している。

 沢田会長は昨年八月、北海道柔道連盟(須貝忠吉会長)がサハリンに派遣した親善使節団の団長を務め、サンボ・柔道クラブ協会と交流した。その際、同協会が予算の都合で畳を購入できず、練習にはレスリング用のマットを使っている窮状を知った。
 マットでは足が絡まって危険という。沢田さんらは何とか畳で柔道をさせたいと、講道館に掛け合い、使い古しの畳七十二枚を譲り受けた。講道館はアジアの国々を中心に、毎年約二百枚を贈っている。

2001年4月26日北海道新聞朝刊札幌近郊版に掲載される。

 フェリー代は同協会が負担したが、東京から小樽までの輸送費など約十三万円は同整復師会が募金などで集めた。畳はいったん、小樽で柔道場を開く同整復師会会員の三嶋啓仁さん(四九)宅に運ばれ、同道場に通う会社員が運転するトラックで小樽港まで運搬した。フェリーへの積み込みも、同道場に通う北照高柔道部員らが行った。

 昨年八月に親善使節団員としてサハリンを訪れ、交流練習を行った同高一年の吉田浩文君(一五)は「実際にマットで練習したが、やりにくかった。畳の上で思い切りけいこしてほしい」と話す。

 四年ぶりに再開した日ロ定期フェリーの第一便は二十四日に小樽港に入港し、二十七日にサハリン・ホルムスクに向けて出港する。

 沢田会長は「講道館の好意と日ロ定期フェリーの再開が重なり、運が良かった。これを機に、サハリンとの交流を深めていきたい」と話していた。


友情踏みしめて 畳72枚      :朝日新聞

   道柔道連盟、サハリンに贈る


朝日新聞2001年4月26日朝刊地方欄に掲載

 ロシア・サハリン州と柔道交流を進めようと道柔道連盟は二十五日、ユジノサハリンスクに本部のある柔道のサンボクラブ協会に、畳七十二枚を贈った。東京・講道館で使用していたもので、小樽に入港中の日ロ定期フェリー「サハリン7号」に託した。=写真

 道柔道連盟のジュニア交流派遣団(団長、沢田守・道柔道整復師会長、中学生ら十四人)が昨年八月、サンボクラブ協会の道場を訪問。畳が手に入らずにレスリング用マットを代用、正式な大会も出来ない状態だった。

 沢田会長らが各方面に照会、講道館に使っていない畳のあることが分かった。輸送費などは道連盟が関係者に寄付を募ってまかない、この日の受け渡しが実現した。


 
サンボ練習場で稽古をするサハリンの少年たち

畳がない!

 去年8月(1999年)、北海道から指導者4人、中学生10人の柔道少年団がサハリン州の子供たちを訪ねました。ユジノサハリンスクを中心として、約1週間、柔道やピクニックをして楽しく交流しました。柔道はサハリンでもたいへん盛んで、おおぜいのロシアの友達が柔道を習っています。
 地元では、サンボ
(※)の練習場を借りて柔道を練習しています。でも畳がありません。畳をしいて練習したいのですが、ロシアは今とても経済的に苦しく、用具を十分にそろえるお金がなくて困っています。
 こうした事情を知った交流使節団は、帰国をしてからサハリンの実情を新聞に訴えました。そうすると、講道館から畳の寄付や、稚内の高校から練習用の柔道着の申しこみがありました。北海道の堀知事も、畳の輸送に協力を約束してくれました。

 (※)サンボロシアの民族格闘技、柔道とレスリングを合わせたようなスポーツ。
         試合は10m四方のマット上の8m四方の区画内で行われ,投げ技(わ
         ざ),固め技などで勝負を争い,締め技は禁止。上着(柔道着類似の
         もの),パンツ,靴を着用する。試合時間は普通10分。

畳がないことを訴えた記事は、去年(1999年)9月3日朝日新聞(北海道版)で紹介され、多くの反響がありました。

 

しかし、いまのところ畳は贈っていません。
 日本はロシア船の着く港まで畳を運ぶ準備をしましたが、ロシアで、畳の輸送費やサハリン州の税金の問題がおきていました。日本からタダであげます。といっても、ロシアではお金がかかるのです。サハリンのスポーツ委員会やサンボ柔道クラブの人たちがあちこちに働きかけて、ようやく輸送が実現できそうになった時は、時間がたくさんかかりすぎて、講道館が提供してくれる畳はすでにありませんでした。世界中に柔道を愛好する人たちがいて、ロシアに送るはずの畳は、次に待っていた東南アジアの国に贈られました。サハリンは、畳の提供してくれるところが出てくるまで、待つことになりました。
 こんなに盛んになった国際交流も、国と国の事情のちがいで、おたがいの気持ちが届かないこともあることがわかりました。北海道柔道連盟と柔道整復師会は、これからも、畳を贈るための話し合いを続けていきます。応援してくださいね。


 

ロシア・サハリン州ジュニア柔道少年団がやって来る

 今年(2000年)8月4日、でもっとも北海道に近い国・ロシア共和国サハリン州から15名の選手団がやって来ます。一行は、函館や小樽でホームステイをしながら、全道の子供たちと、柔道をとおした国際交流をはかります。そうして札幌市に新しくできるスポーツセンター「きたえ〜る」で開催する北整全道少年柔道大会に、出場選手の代表と模範試合を行う予定でいます。たのしみですね。

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