体のいろいろな症状

骨折

整骨院へ訪れる骨折の患者さんで多いのは、転倒して手を突いた時の手首の骨折、球技スポーツなどで突指をした時の指の骨折、歩行中に窪みなどに足をとられ捻った時の足首(くるぶし)又は足の甲の骨折、テーブルの角に脇腹を強くぶつけた時の肋骨の骨折などがあります。
骨折は腫れ・痛みが強く、変形が起こる時もあります。
しっかりとした整復と固定が重要です。骨折の疑いがある場合、近くの整形外科でレントゲン検査をしてもらってから治療をはじめます。

脱臼

スポーツをしている時に起こる事が多く、肩・ひじ・指などに強い外力がかかった時に発生します。又、あくびをした時にあごの脱臼を起すこともあります。3・4才の子供の腕を引張った時にひじが不全脱臼を起こす肘内障というケガも以外と多いです。
特に肩の脱臼は癖になる可能性があるのできちんとリハビリをする必要があります。

捻挫(ねんざ)

関節に外力がかかった時に関節で骨を固定している靭帯(じんたい)にキズがついたり切れたりするのがねんざです。
ケガの程度は様々で重度の場合は、治るまで数カ月もかかるものもあります。
捻挫で多いのは、球技スポーツでの突指、スキーをしていて足を捻った時に起こるひざ関節の捻挫、階段を踏みはずした時に起こる足首の捻挫など数多くあります。
捻挫も骨折や脱臼と同様にきちんと治療をする必要があります。

挫傷

挫傷とは筋肉が肉ばなれや部分的に切れることをいいます。
一般的に足に多く、太ももやふくらはぎに多発します。
程度にもよりますが比較的治りはよく、テーピングなどをして筋肉に負担のかからない治療をしなければなりません。

寝違い

不自然な姿勢で寝たりして片側の筋肉が伸ばされた状態が長時間続いたりすると起こる事があり、寝ぞうが悪くなる夏場に多いです。
寝違いは首の運動制限、痛み、熱感、腫れなどが主な症状で、時間がたつと腫れによる神経の圧迫で頭痛も起こる事があるので我慢をせず早期に治療をする必要があります。

腰痛

不自然な姿勢で寝たりして片側の筋肉が伸ばされた状態が長時間続いたりすると起こる事があり、寝ぞうが悪くなる夏場に多いです。
寝違いは首の運動制限、痛み、熱感、腫れなどが主な症状で、時間がたつと腫れによる神経の圧迫で頭痛も起こる事があるので我慢をせず早期に治療をする必要があります。

五十肩(肩関節周囲炎)

40代50代の人に多く発生する肩の関節の痛みと運動制限が起こるものをいいます。
全く原因のわからない場合やケガをした後になる場合などがあります。
症状は肩が上がらない、後ろに手が回らない、夜寝ていて痛みがあるなど様々です。
治療は電気療法・マッサージ・運動療法が主ですが五十肩はよくなるまで、ある程度の時間(4ヶ月~1年)がかかるため根気よく治療しなければなりません。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

テニス選手に多く発症するのでこの名がつけられました。
実際には指先などを多く使う中高年の女性がなることが多いです。
又、ゴルフをされる方の利き腕でない肘に発症することも多くなっています。
原因は手首や指を伸ばす筋肉を使うことにより、その筋肉が付いている上腕骨の外側に炎症を起こすためです。
治療は電気療法・マッサージ・テーピングなどをします。
治るまでに時間のかかる傷害です。

腱鞘炎(けんしょうえん)

手首の親指側のでっぱった部位で腱が骨と摩擦を起こすために起こる炎症です。
親指を使いすぎたり、はさみをよく使う方に発症することが多いです。
主な症状はでっぱった部位の痛み、親指を握って小指側に曲げると強い痛みがあります。
治療は電気療法・マッサージが主ですが、痛みが強い時は固定をすることもあります。

ばね指(弾揆指)

指を曲げる腱が使いすぎによって太くなるため、指を曲げて伸ばす時にばねの様な伸び方をするのでこの名がつけられました。親指が一番多く環指、中指と続きます。
又、ゴルフをする方の利き腕でない小指にも多く発症することがあります。症状は、各指のつけ根の部分にしこりができ痛みがあります。
重度になると曲げたまま伸びなくなることもあります。
ばね指の治療は、整形外科で手術をして引っかかりを除去する方法と、電気療法・マッサージ・温熱療法などの方法に分かれます。

変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)

加齢とともに、骨の端にある軟骨や関節の間にある半月といわれる軟骨がすり減ったりはがれたりしてくると関節のすき間が狭くなり変形を起こすことをいいます。
女性の方が発症する割合が多いのが特徴です。
主な症状は歩行中・階段を降りる時の痛みなど様々で、重度になると関節が完全に伸びない、曲がらないようになってしまいます。
変形性膝関節症は完全には治ることはないので今以上悪くならないよう予防をしていくことが重要になっています。
プールなどで歩行することにより太ももの筋肉が強化されると、関節への負担を和らげることができ、痛みも徐々にではありますが軽くなってきます。
治療は電気療法・マッサージ・弾力包帯での固定などをして、痛みを除去する方法が主となります。